>>> 無料占い <<<




明智左馬助の恋

明智左馬助の恋

人気ランキング : 9774位
定価 : \1,995
販売元 : 日本経済新聞出版社
発売日 : 2007/04/21

価格 商品名
\1,995 明智左馬助の恋

泣かされました

本能寺三部作完結編として出されたこの本、大方の想定外の明智(予想の多くは家康だった)、しかも光秀でなく、その娘婿明智左馬助。前二作にもチラチラとは登場していたが、余り良く知らなかったこの男が超が付く程カッコ良く、秀吉の鼻を明かしてゆく。が明智の名が辿る運命に、主人公の人生におもわず肩入れして、泣かされました。

無難な作品。前二作の焼き直し風もまとまる。

本能寺三部作の完結編。
正直、「信長の棺」、「秀吉の枷」に続くのは、「家康」かと思ってましたが、「明智」でした。しかも、光秀ではなく、左馬助であり、意表をつかれました。
そのため、時系列的に、前二作、特に第一作と舞台設定が重なってしまい、「未発見である織田信長の遺体」に焦点を当てた第一作、「豊臣秀頼は秀吉の子では有りえない」との着眼から生まれた第二作のような歴史再検証、発見が乏しかったです。
物語自体は、登場人物のかかわり合い等は流石に面白いです。ただ、やや盛り上がりには欠ける気もします。ただ、歴史上の人物をポジティブに捉えている点は好感が持てます。
佳作ですが、前二作が良すぎた分だけ、もの足りなさも感じます。尚、本作だけを読まれても、意味は通じるのではないかと思います。

これこそが歴史

 「信長の棺」、「秀吉の枷」と来て「明智左馬助の恋」。三作目は、明智左馬助の物語と聞いてはいましたが、このタイトルは予想できませんでした。しかし、内容は正しく左馬助の恋。戦国時代のラブロマンスです。物語としては、一番面白かったのではないでしょうか。 <br /> 「本能寺」三部作の完結編となる本作ですが、既に謎らしい謎は前二作で明かされております。あとがきにもありますように『一つの謎は三つの方向から追う』の観点で、三つの立場から、このお馴染みとなった本能寺の抜け穴物語を読み解いていくというのが、このシリーズの楽しみ方でしょう。一作目の牛一から見た信長と本作の光秀から見た信長と立場が異なれば、こうも評価が異なる。これこそが歴史なのでしょうが。 <br /> 前二作同様、大胆な歴史解釈で、今までに見たことの無い場面を描き出してくれているのも歴史ファンには興味深いところ。でも、妙に納得できたりします。 <br /> 左馬助が主人公と聞いた時、二種類の結末を予想しておりました。どちらになるか、非常にドキドキしながら読み進めましたが、読み終えて何故タイトルが光秀でなく左馬助なのか、なんとなく解った気がします。あくまでも「本能寺」三部作の完結編なのかなと勝手な解釈をしつつも、そういった余韻に浸らせてくれる優良歴史エンターテイメントだと思います。 <br />  <br /> 

三部作の最後を飾るにしては・・・

「信長の棺」「秀吉の枷」に続く、織田信長の遺体の謎に挑む三部作の完結編です。

三方から書かれた作品の最後は、明智方から見た物語になっています。主人公は光秀の娘婿左馬助です。

正直、前の二作品を読んでからだと、もう一つ盛り上がりに欠ける作品のような気がします。

左馬助と綸との二人の恋物語をバックに明智一族の破滅に至る道を描いているのですが、前二作で謎の大半が解ってしまっており、残された謎は信長の遺体が何故見つからなかっただけです。従って、二人の恋物語や、光秀、左馬助の生き方に魅力を感じられなければ、この作品の良さを感じられないことになります。その意味で、前二作に比べて、やや魅力に乏しい作品になってしまっているように思います。それと、一番気になった
のは、信長の死に纏わる周りの動きの理由が、前よりもぼんやりしてしまったことです。

とは言うものの、<小の慈悲><中の慈悲><大の慈悲>という論議が出てきますが、そこで、<大の慈悲>を「善悪の彼岸で、人間同士が、お互いの未熟と至らざる性を悲しみ、抱き合いながら流す熱い涙」と定義しています。この本の主人公左馬助の人生の中に、それを感じさせるものがあるような気がしました。

三部作は完成したか?

第1作「信長」は、本能寺の変をめぐる奇想天外な着想と謎解きの巧みさに脱帽だった。
第2作「秀吉」は、主殺しに走る秀吉の心理描写は面白いが、既知の解釈の描直しの域を出ず
小説のスケールは遙かに小振りになったという印象だった。
そして3部作の最後、タイトルが「左馬助」と聞いて、わずかに期待しつつ読み始めた。左馬
助が第1作の終盤、信長の遺体処理に謎めいた行動を取った人物として登場していたためだ。
著者の言う3点照射の最後の光源は、敗者の側からどのように事件を描くのだろうかと期待し
たのだが、正直なところ、左馬助とその妻、舅であり主である光秀を巡る家族ドラマでしかなく
「本能寺」という歴史上の事件に関する謎解きも物語の中では付け足しのように見える(信長
の遺体処理での左馬助の行動や安土城天守の謎解きも含めて)。
左馬助にも、もう1人の主役であるはずの光秀にも、回天の軸となる人物としての躍動感は読
みとれない。姿を隠したままの真の反逆者のシナリオに翻弄されながら、利ではなく、義や理
の一分を守ろうとした武士の悲喜劇といったら言い過ぎだろうか。いずれにしろ、様々に書か
れてきた光秀とその一党の解釈に新たに付け加えるものは感じられなかった。
本能寺という事件を異なる3つの視点から照射するという3部作の完結編としては残念な結果
になったが、湖水渡りという爽やかな武辺譚で記憶される部将に光を当てた佳作ではある。

恋占い−無料占いなどのトップに戻る